ヘアカラー剤
こんな記事をかきましたが、
そもそもヘアカラー剤ってなんなの?って話。
今はたくさんのヘアカラー剤がコンビニやドラッグストアに安価で売られています。
メリットとしては
圧倒的に安い‼︎
手軽である!
などが上がりますね!
この2つのメリットはめちゃくちゃ魅力的なのは確かです・・・が!
しかし、みなさんそもそもヘアカラー剤ってなんなのか知りませんよね?
知らないものをテキトーに使うってこわくないですか?
いや!危険極まりないですよ!
僕ら美容師はその辺の薬剤知識もお勉強するのです(・ω・)ノ
今回はみなさんにも最低限の知識として、いつも使ってるヘアカラー剤がなんなのか簡単に説明します!
”染める”って一口に言いますが、
実はカラーって
”脱色”と”染色”を両方おこなってるんです。
ヘアカラー剤には1液と2液があり、
2つを混ぜ合わせて化学反応を起こし染めていくわけです。
その過程に脱色作用があり、脱色された髪にカラー剤の色素が入り込み染まります!
コレがおおまかなカラーの仕組みです!
では、薬剤についてもう少しほりさげて説明します!
1液
アルカリ剤(ph8.5〜12くらい)+染料(色味)
2液
過酸化水素(濃度2%〜6%くらい)
ざっくりゆうとコレです!
お気付きの方もいらっしゃると思いますが、
そうです!カッコ内のよく分からん数字が薬の強さに関わってきます!
数字が大きくなるほど、脱色作用が強くなり、髪を傷めやすくなります!
コレを美容師は求める色によって、
髪質やダメージ、アンダートーンをみながら調節して、塗り分けていきます!
(経験値と訓練が必要)
一方、市販のカラー剤は調節ができないし、塗り分けもできませんので、
結局は脱色作用が強く、色素が濃い設定になります!
???
よく考えてください!
たくさん脱色して結局のところ濃い色入れるって無駄じゃないですか?
そう!無駄なんですよ!
無駄にダメージかけてるだけなんです!
(ダブルカラーって方法で明るくしてから濃い色を入れて色味をしっかり出すってやり方もありますが、それは色味をしっかり出すため)
でもそれは市販する上で、どんな髪質でも一定以上の効果を出すため仕方ないことなんです。
さらに言えば、新しくはえてきた根本と毛先ではアンダートーンやダメージも違います!
コレになにも考えずにカラーすると大体ムラになります!
安価で手軽とゆうメリットに対して
ダメージとムラとゆうデメリットですね!
カラーは手軽に誰でもできるかもしれませんが、美しいカラーをするならば、薬剤知識とヘアカラーの知識を兼ね備えた美容師の力が必須になると思います!
それでは、また次回!
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